Article: 綴.|Vol.04 25FW Nigel Cabourn|どストライク。
綴.|Vol.04 25FW Nigel Cabourn|どストライク。
綴.|Vol.04
25FW Nigel Cabourn|どストライク。
はじめに
今季の Nigel Cabourn(ナイジェル・ケーボン) は、ここ最近の展示会の中でも特に気持ちが高ぶったコレクションでした。
サンプルを試着するたびにしっくりくる感覚があり、服としての説得力が強い。
これまで Nigel を着たことがない方でも、“なんかいい” と直感的に感じられる内容だと思います。

BLACK COLLECTION
まず注目したいのは、数型リリースされた BLACK COLLECTION。
定番のボトムス2型をピックアップしています。
このシリーズはリリースの間隔が読めないので、気になっている方はぜひ今のうちに。
既に在庫もわずかです。
▮ARMY CARGO PANT BLACK
▮FRENCH WORK PANT BLACK
展示会で印象に残ったアウターたち
今回特に目を引いたのは、アウター類の完成度。
無骨でありながらも、どこか柔らかい空気を纏っています。

▮ A-1 JK BROWN CORE LEATHER
タプンとしたレザーのシルエットが可愛らしく、硬さが抜けた頃にはさらに魅力が増すだろうなと感じました。

▮ PARATROOPER JACKET CAMO
個人的に今回の本命。
一見カモフラ柄とは気づかないほど落ち着いたトーンですが、光の当たり方で柄が浮かび上がり、絶妙な存在感を放ちます。
袖の短さや身幅と丈のアンバランス感など、“完璧すぎない”仕上がりがむしろ魅力的。
本気で自分用にもオーダーしておけばよかったと後悔しているほどです。
未来のヴィンテージ候補と呼ぶにふさわしい完成度です。
まだ見ぬアイテムたち
今後入荷予定のアイテムにも、期待せずにはいられません。
展示会では下記のモデルも拝見しましたが、どれも高揚感を覚える出来でした。

▮A-1 JK CAMO ULTRA SUEDE

▮HARRY HALFTEX MODIFY

▮GUNNER JACKET TASLAN NYLON
展示会写真では伝わりきらない部分もありますが、どれも実物を見れば“アガる”こと間違いなし。
次の 26SS の展示会も非常に良かったので、こちらもぜひ楽しみにしていてください。
おわりに
ブランドの根幹にあるミリタリーとワークの要素を、クラシックすぎず現代的に昇華させた 25FW の Nigel Cabourn。
「今」の空気をしっかりと纏いながら、時間を経ても魅力が薄れない。
そんな服に久々に出会えた気がします。
Selector: Kajiwara (@crouka_kajiwara)
