reflection｜Vol.02　RAINAMKAER no SUIT - シャツ編

RAINAMKAER no SUIT

レインメイカーのスーツ。デザイナーの渡部さんはシャツメイカーの出であり、ブランドの成り立ちに大きく関係しているテーラード。クラシックなスタイルを守りつつも、時代に合わせる柔軟性をもって進化を続けています。
特に25AWシーズンはその傾向が顕著に感じられました。いつも通りのスマートさだけでなく、シルエットや纏う空気感の余裕がリラックス感とも色気ともつかない、不思議な魅力を感じました。3回にわけて魅力をお伝えできればと思います。

今回はシャツから。
こちらは袖口のフィットがテーラードスタイルよろしくジャストな寸法だったのに対して、今シーズンでは、ゆとりを持たせたフィットにすることでリラックス感を無理なく持たせています。袖口だけの小さな変化に見えるかもしれませんが、その違いは顕著で、着用時の解放感はもちろん、スタイリングにおいてもまったくもって仕上がりが変わります。袖の溜りやアウターの袖口からのぞく分量など、新鮮な見え方をするはずです。

バンドカラーシャツを生地違いで2種類。以下は公式の商品説明です。

“柔らかな素材使いが心地よい着用感をもたらすバンドカラーシャツ。襟の低いミニマルなデザインが首元をすっきりと見せ、レイヤードでは端正な印象を演出することが可能。軽やかな生地が美しいドレープを生み出し、カジュアルながらエレガントな印象を与える。
・WHITE
インド原産の超長綿 “SUVIN” を原綿とした 170/2 ブロード地を採用。日本国内の低速織機で丁寧に織り上げることで、極上の柔らかさと自然な膨らみを実現。しっとりとした肌心地と美しいドレープ性を兼ね備えた、贅沢な仕上がり。
・LIGHT INDIGO
シルクに匹敵する素材として世界的に評価される「キュプラベンベルグ」を混紡したインディゴデニム。深みのあるインディゴの表情に、キュプラ特有の艶やかさと落ち感を加えることで、カジュアルでありながらも格別の上質さを纏う一着へと昇華。”

ようは、WHITEに使われているコットンはとんでもなく上質で、200種類以上ある白のなかでも圧倒的に美しく、着心地も最高ということです。ア〇ミカ先生も太鼓判ですね。良い白シャツをお探しの方は是非。
LIGHT INDIGOは今シーズンのテーマでもあるウェスタンの意匠が特徴で、ウェスタンといいつつアメカジかと言われればそうではない、レインメイカー流のウェスタンシャツ。キュプラならではの色気だけでなく、爽やかでかわいい色味が実にモテそうな一枚。

今回は大き目のサイズまでご用意しているので、前を開けて羽織をレイヤードするようにインに挿したり、アウターの裾からのぞかせたりとレイヤードで長くおたのしみください。やや薄手ですが、個人的にはタートルネックを中に仕込んで冬場も着るので、結局は一番着ます。値は張りますが、10年後でも着たいと思える物自体の良さと着やすさから、十分に元を取れるアイテムです。

次回はジャケットについて語ります。

Selector: Imagawa (@ima_3_a_million)